耳コピの話
こんばんは。
ギターなりベースを演奏する人であればみんな耳コピすると思うけどそのやり方って人それぞれなんだろう。みんなどうしてるのか、ちょっと気になる。
きっとそれぞれ自分なりの効率の良い方法でやってる事だと思います。
では俺の場合。
其の一 「聴く」
当たり前ですね。まず聴きます。
イヤホンもしくはヘッドホンで耳を傷めない程度に出来るだけ大きい音で。
あるいは仕事中にカーステで結構大きな音で。割合としてはこっちの時間の方が多いかな。
とりあえずは曲の構成を覚えて全体を把握する事に努める。知らない曲の場合。
繰り返し繰り返し聴いてるとだいたいのコード進行が頭の中で見えてくるので「ああ、この曲はこんな感じね」的なざっくりとしたイメージが出来上がってくる。4割くらいは弾かずにコピる。
さらに繰り返し聴いて次はギターの印象的なフレーズやソロは曲を聴いてなくても鼻歌で歌えるくらいに覚える。ここまで聴けば6割くらい出来たも同然な感じ。早く家に帰ってギターを弾きたくなる。
其の二 「弾く」
当たり前すぎて泣けてくる。次は聴き込んで出来上がったイメージを曲に合わせて弾いてみる。
そして6割くらい出来たと思っていたものが実は2割5分でしかない事を思い知ってションボリする_| ̄|○
とはいえ、だいたい遠からずの感じではあるので巻き返しを図る。ズレてた隙間を埋めてく作業。この作業の捗り具合はいかに聴き込んだかが勝負の分かれ目。うろ覚えだと時間かかる。
ここでのズレってのは音源と鼻歌は合ってるから実際にギター弾いた時にそもそも鼻歌とズレてたって事だけなので摺り合わせは結構簡単。鼻歌マジ大事。略して鼻血。
個人的に摺り合わせで大変だと思うのは微妙なコード進行。ソロとかは音が前に出てるのでそいつをなぞるだけで済む。
問題はバッキングで音が後ろに下がってて如何様にも解釈できる場合。ギターとベースがそれぞれ理論的に別のアプローチをしていてそれが絡み合って特徴的なアレンジになっていると進行の本筋を見つけにくくて厄介だと思う。ここには時間かけていろいろ試して正解を見出していく。
其の三 「反復」
7〜8割くらい摺り合わせが終わると残るのはホントに細かい部分。俺の場合、それは完全無視。
後はバンドで合わせた時にいくらでもゴマカシが効くというか、適当に弾いてしまえばやり過ごせる部分しか残ってない。
という訳で、ここからは新しく覚えた曲をスタジオで合わせた時にアワ喰わないように繰り返し弾いて自分のものにしておく。記憶していく作業。
ここまで来ると音源に合わせて通しで弾けるようになってるので楽しい。新しいことは楽しい。
めでたしめでたし。
…以上、こんな感じです。
そして、とある曲を久しぶりにコピってたら指に水ぶくれが…
こんなのできてしまうのは最近ガッツリ弾いてない証拠。
注:人差指です。
それではまた。